RAPT | トヨタ社員の幾つもの事故死とイジメの実態。マスコミが隠蔽しつづけるトヨタの真の正体。
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トヨタ社員の幾つもの事故死とイジメの実態。マスコミが隠蔽しつづけるトヨタの真の正体。

トヨタ社員の幾つもの事故死とイジメの実態。マスコミが隠蔽しつづけるトヨタの真の正体。

TOYOTA_Prius_2016_06
 
ここ最近、トヨタに関する様々な問題を取り上げ、読者対談の中でも詳しくお話をしてきました。
 
RAPT×読者対談〈第26弾〉ハイブリッドカーによる被曝の危険性について。
 
プリウスの出す電磁波よりガソリン車の出す電磁波の方が遙かに危険というネット上のデマについて。
 
トヨタは日本一の悪魔的企業です。しかし、消費税をゼロにすれば、トヨタはすぐに潰れます。
 
トヨタがわざと人に優しくない危険な車を売り出しているとしか思えない幾つかの客観的事実。
 
トヨタとマスコミのブラックな関係。トヨタの支払う巨額の広告費は、自らの悪事を隠蔽するための口止め料に他なりません。
 
RAPT×読者対談〈第29弾〉パソナの癒着とトヨタのブラックな実態。
 
で、このトヨタに関する対談をアップした後、あるトラックの運送会社を経営している方から、以下のようなメールをいただきました。
 
----------------
 
トヨタ自動車ではQCサークル活動と言うのがあります。
 
かなり昔から取り組まれていた活動なのですが、約13年前にトヨタ自動車で過労死があり、その5年後に労災が認定されました。
 
ひょっとしてもう調べられているかも知れませんがご存じなければリンク先をご覧ください。
 
http://toyokeizai.net/articles/-/2200
 
(註: これは先日、取り上げたトヨタ社員の過労死に関するものですね。詳しくは以下のリンクに書いてあります。)
 
トヨタがわざと人に優しくない危険な車を売り出しているとしか思えない幾つかの客観的事実。
 
過労死の当時はQCサークルは労働ではなく、自主的な活動なので給料が付かないのは当たり前とされていました。現在は、活動は行われていますが給料についてはどうなっているかわかりません。
 
他にも、トヨタ自動車に勤める私の友人から聞いたのですが、年に1回だったか弁論大会というのがありまして、それもかなり真剣に取り組むそうです。
 
こういった活動を通して、トヨタに対する不満を考えさせないようにしているのだと思います。トヨタの労働組合の春闘も、まず出来レースですね。
 
トヨタやトヨタ関連(アイシンやトヨタ車体デンソーなど)の労災隠しはひどく、たとえば「トヨタ プレス機 事故」で検索すれば、その実態がすぐわかります。
 
地元の新聞にも、労災事故やうつ病などについて全く記事に載らないわけではないのですが、紙面の隅にほんの数行程度、目立たないように掲載され、それで終わりです。
 
私は前職で物流の関係でトヨタの工場への納入も一部やっていました。
 
あるトヨタ自動車の工場は納入時間が大変厳しく、トヨタが決めた納入時間に対し±5分です。
 
で、荷卸が何分間かも決められており、±5分の範囲で作業をすべて終わらせなければなりません。ドライバーは、与えられた仕事によっては、ただ単純にリフトに乗って荷卸すればいい訳ではないのです。たとえばこんな作業です。
 
まずトヨタの作業員が使用した空箱を、トラックの荷台にきれいに載せられるようにパレット上に組み直します。
 
ドライバーは、荷台上の決められた荷物をリフトで『台車』の上に載せます。
 
その台車が5~6台連結されているものを小さな電動カーで引っ張って工場内の所定の場所へ持っていくのです。
 
はっきり言って、トヨタが決めた時間めいっぱいかかります。
 
普通より下レベルの新人ドライバーは時間内に作業が出来ません。
 
なぜ時間内に終わらせなければならないのかと言うと、トヨタの工場にはそういった荷卸場所が数多くあるのですが、自分の荷卸が終わったら次のトラックが待っているわけです。
 
荷卸時間がオーバーすると、次の運転手から苦情が入る、その次のトラックにも影響し大勢のドライバーに迷惑がかかるという仕組みになっています。
 
トヨタの工場で無事荷卸が完了しても、次は積み込みでもギリギリの時間で積込しなければならず、結果的に作業の遅いドライバーは昼休憩を削って納入時間を合わせるしか手がなくなってしまうのです。
 
工場でもライン優先でプレス機で作業員が死亡しようが、工場内で自殺した人がいようが、何事も無かったかのようにラインが優先され車が作られていきます。
 
トラックのほうでも、ドライバーは常に納入時間のことが頭にあるので安全運転は二の次になっています。トヨタ関連のトラック事故はなかなか減りません。 悲惨な死亡事故も起きています。
 
また、トヨタ自動車の生産計画がトヨタの都合によって増減します。
 
ある日突然元請けの運送会社から「来月から2車4名要らなくなります。」とか「3車6名用意してください。」とか通達されます。
 
トラック1台に対し昼勤務と夜勤務で2名いるので、このように言われます。
 
そうすると、その都度ドライバーを解雇したり求人したりしなければなりません。その負担はすべて運送会社となります。
 
逆にドライバーが見つからない場合は、両直通しをやったり、管理職が乗務したりして何としてでもラインを止めないように努力します。
 
なのでトラックドライバーでも都合のいい派遣社員が蔓延しています。
 
ギリギリの運賃でやっているので、こういった経費を考えれば儲けなんてほとんどないです。
 
こんな様なのがトヨタの物流の実態の一部です。
 
----------------
 
トヨタは、自社や下請け企業の社員だけではなく、トヨタに出入りする関連企業すべてをこのように冷たくあしらうようです。傲慢さが滲み出ていますね。
 
で、このメールを受けて、私も「トヨタ プレス機 事故」でググってみました。
 
そうすると、以下のような記事が出てきました。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
トヨタの工場で事故があってもマスコミは報じませんね?
 
広告料で口止めされているのでしょうか?
 
マスコミはきちんと追求すべし!
 
http://www.airoren.gr.jp/ai-sinbun/images/ai-sinbun-131.pdf
 
トヨタで重大死亡災害ト ヨ タ で 重 大 死 亡 災 害
 
1兆円の史上最高益のウラで安全対策が犠牲に
 
5月12日午前7時5分ごろ、豊田市のトヨタ自動車堤工場で、社員の鹿島啓資さん(33)がプラスチック成形用のプレス機に挟まれ死亡するという重大災害が発生しました。
 
奇しくも同日の朝刊では、前日の11日に同社が発表した2004年3月期の連結業績(米国会計基準)で、最終利益が前期54・8%増の1兆1620億9800万円と4期連続で過去最高を更新し、日本企業で初めて1兆円の大台を超えたことを報道する記事が踊っていた日でもありました。
 
史上最高益のもとでトヨタの職場はどうなっているのか、同社に働く人たちに話を聞きました。
 
■プラスチック製バンパーの成形機に挟まれ死亡
 
亡くなられた鹿島さんは成形部の保全係で機械の保全、修理を仕事としていました。事故が発生したのは、プラスチック製の乗用車バンパーを製造するための成形機の中でした。
 
■キズとバリ二つの不具合
 
この日、同成形機には二つの不具合が発生していました。ひとつは製品であるバンパーにキズが入る異常で、もう一つはバンパーにバリ(型枠からプラスチック溶液がははみ出したもの)が多発するというものでした。
 
製品にキズが入ることから同現場の作業員は原因を調査し、成形機から製品を取り出すアームに異常があることを発見しました。
 
そして処置に必要な工具と交換する部品を取りに詰所へ向かいました。
 
ところがこの時、製品にバリが出ると連絡を受けていた鹿島さんが現場に到着し、成形機内に入り点検作業をしていました。
 
■鹿島さんに気づかずに起動
 
戻ってきた作業員はアームの修理を終え、制御板に移動し、鹿島さんが成形機の中にいることに気づかずに成形機を起動させてしまいました。
 
成形機の中にいた鹿島さんは、動きはじめた成型機に上半身を挟まれ、作業員は成形機をすぐに停止させましたが、頭や胸などを挟まれ死亡しました。
 
■あるはずの安全装置がなかった…効率・もうけ優先で起こった事故
 
今回の事故は、同時に2ヵ所の不具合が発生するという偶然も重なりましたが、それ以上に多くの問題点がありました。
 
そもそも保全作業は2人以上で作業することとなっていましたが、なぜか鹿島さんは1人で作業をしていました。事故以降、保全作業は複数で行われています。
 
----------------(転載ここまで)
 
あと、こんな記事も。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■トヨタ工場で作業員死亡=ワイヤ切れ、鉄扉落下―愛知
 
10日午前11時15分ごろ、愛知県碧南市玉津浦町のトヨタ自動車衣浦工場第1工場で、機械の鉄製の扉が落下し、メンテナンス会社の男性作業員が挟まれた。
 
男性は病院に搬送されたが、脳挫傷で死亡した。
 
県警碧南署は身元の確認を急ぐとともに、詳しい状況を調べている。(時事通信)
 
----------------(転載ここまで)
 
これは昨年2014年の記事です。
 
世界のトヨタの工場で死亡事故が起きたというのに、それにしては、かなり小さな扱いですね。しかも、こんなニュースがあったことすら私は知りませんでした。
 
さらに、こんな記事も見付けました。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■トヨタの部品会社 ブラジル人事故死、残業月100時間・厚生年金未加入… 遺族、会社を提訴
 
トヨタ自動車の部品を製造するティムス(愛知県豊田市)の工場内で今年二月、ブラジル人労働者マキヤマ・アレイショさんが事故死した問題で、妻のタムラ・ケリーさんと子どもらが二十五日、名古屋地裁に損害賠償請求訴訟を起こしました。
 
アレイショさんは、人材派遣会社日本ユ・エス・インターナショナル(名古屋市瑞穂区)からティムスに出向。
 
夜勤でロボットプレスラインを動かし、責任者同様の重責で残業が月百時間になることもありました。
 
二月四日の早朝、アレイショさんは停止した機械を修理しようとして、突然動き出した十トンプレス機に上半身を挟まれ、約二十時間後に死亡しました。
 
会社は、法で定められた安全監督・指導、安全装置の設置・点検、安全教育の義務を果たしておらず、これが事故につながりました。
 
訴状では、同氏の損害賠償や慰謝料など、合計一億三百六十一万円余を遺族に支払うよう求めています。
 
また会社は、同氏を厚生年金に加入させておらず、遺族厚生年金が不支給となっています。妻タムラさんは、JMIU(全日本金属情報機器労働組合)愛知支部の援助を受け、会社側に話し合いを求めています。
 
JMIUの大平敞也・愛知支部副委員長は「プレス機械などの事故は、外国人や派遣労働者に多い。安全対策を怠っているのではないか。また外国人労働者を厚生年金に加入させていない例も目立っている」と指摘しています。
 
----------------(転載ここまで)
 
残業が月100時間を超えれば、当然、仕事中に眠気が襲ったり、頭がボーッとしたりするはずです。
 
そうすると、上記のような事故が起きる可能性は必然的に高くなります。
 
しかも、法で定められた安全監督・指導、安全装置の設置・点検、安全教育の義務を果たしておらず、同氏を厚生年金に加入させてもいなかった。
 
これでは、それこそその辺の怪しげなブラック企業と何の変わりもありません。
 
しかし、トヨタの場合、日本一の広告費を使って、ブランドイメージを高めてきたこと、そして、このような自分に都合の悪いニュースを報道しないようマスコミに圧力をかけているため、未だに日本人の多くがトヨタのことを優良企業であると錯覚しています。
 
さらに、こんな怪しげな記事も見付けました。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■生産ラインの車中で男性死亡 自殺か
 
・12日朝、愛知県刈谷市にあるトヨタ車体の工場で、生産ライン上の車の中で男性が死んでいるのが見つかった。
 
硫化水素自殺を図ったものとみられている。
 
警察の調べによると、12日午前6時すぎ、刈谷市一里山町にあるトヨタ車体富士松工場の生産ラインの車の中で、40歳ぐらいの男性が倒れているのを従業員が見つけた。
 
消防が駆け付け調べたところ、硫化水素ガスの発生が確認されたため、従業員を避難させるとともに、車を工場の外に運び出して処理を行ったが、車内の男性は既に死亡していた。
 
車の窓ガラスには内側から「硫化水素充満中」と書かれた紙がはられ、車内からは液体を入れていたとみられるペットボトルも見つかっており、付近からは遺書のようなものも見つかっているという。
 
死亡した男性は工場の従業員とみられている。
 
同工場では、プリウス、エスティマなどの乗用車を生産。工場は午前6時半から翌午前3時まで稼働している。
 
事故の影響で一時稼働を停止していたが、午前11時頃に再開した。
 
----------------(転載ここまで)
 
基本的に、私はマスコミが「遺書のようなものも見つかっている」と言うとき、その言葉を信用しません。
 
「遺書」が残されていたなら、はっきりと「遺書」と書くはずであり、「遺書のようなもの」という書き方はしないからです。
 
誰かが作ったニセの「遺書」だからこそ「遺書のようなもの」と書かなければいけないのです。これは理研の笹井氏が死亡したときもそうでした。詳しくは以下のリンクをご覧下さい。
 
理研・笹井氏の暗殺説の裏がとれました。松岡大臣のときと同じく、死因鑑定がわざと回避されたようです。
 
要するに、この社員は誰かに殺された可能性が高いわけです。しかも、トヨタの工場内で殺されたわけですから、当然、その犯人はトヨタ社員である可能性が高い。
 
こんなことを言うと、勝手にそんなことを決めつけるなとか誰かから言われそうですが、現実問題として、トヨタ社員による社員イジメはかなり深刻なものがあるのです。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■隔離部屋のトヨタ系社員は語る 通勤車が事故寸前も実態調査せず
 
入社以来7年以上、いやがらせを受けているという黒崎真人(仮名)さん。背景の緑色の建物内に設置された隔離部屋に“収容”された。 
 
トヨタ系列の自動車部品メーカー・ファインシンターの社員(37歳)は、障害者の賃金が不当に削られていることを労基署に報告するなど、会社側の不正を指摘し、改善させたことがある。
 
職場での差別やイジメにも抗議していた。だが、もの言う社員に対する会社側の嫌がらせはエスカレートした。
 
2007年6月には、会社の駐車場内で通勤車の4本のタイヤすべて同じ位置にビスやガラス破片が刺さる事件が起きたが、会社は目撃者探しの貼り紙をしただけ。
 
上司3人から「もう何も言うな、組織にさからうな」と言われ、ついには特別につくられた隔離部屋に“収容”されてしまった。
 
【Digest】
◇車のタイヤに突き刺された3本のビス
◇不正指摘し、いじめがエスカレート
◇深夜2時間半に及ぶ“吊るしあげ”
◇QC活動からも残業からも排除
◇700℃の炉に登る危険な作業
◇「もう何も言うな、組織に逆らうな」と上司
◇車のタイヤに突き刺された3本のビス
 
トヨタ系自動車部品製造販売のファインシンター(愛知県春日井市)。その工場で働く黒崎真人さん(仮名・37歳)は、いつものように交替勤務の作業を終えて深夜0時を過ぎ、自動車で帰宅しようとしていた。
 
会社内の駐車場を出て門の守衛前を通るとき、カチンカチンという妙な音が気になったが、そのまま走行した。実は、その前日も似たような妙な音がしていた。そのまま走っていると、後輪が滑るような妙な動きをするようになった。
 
国道19号線を走行中に異変を感じ始め、41号線に入ってから、ずるずっと後輪がすべり、あやうく対向車に衝突しそうになった。ヒヤっとしたが、もう深夜だ。その日は眠りに就いたという。
 
会社内駐車場や構内を走行中もカチンカチンと妙な音が二日続けて聞こえていたし、昨晩は車がおかしな動きをして、本当に危なかった。(どう考えてもおかしい・・)。
 
そう思って黒崎さんは調べてみると、一本のタイヤの真ん中にはガラス(プラスチックにも似た素材)の破片が突き刺さり、さらに一本のタイヤに36ミリのビスが一本、残り2本のタイヤには40ミリのビスが2本刺さっていた。
 
しかも、四輪すべての中央のほぼ同じ位置にしっかりと突き刺さっている。(写真参照)
 
tinyReportsIMG_I20100208113241
 
「後日調べてみるとどのビスも、会社の設備室の備品として置かれているものでした。工場に出勤したときに敷地内の駐車場に車を止め、休み時間に別の工場敷地内の駐車場に移動していたのです。それから真っ直ぐ家に帰りました。4本のタイヤ全部のほぼ同じ位置にガラスやビスが刺さっているのは、どう考えてもおかしいです」
 
不安に思った黒崎さんは地元の春日井警察署に被害の届を出した。2007年6月9日のことだった。
 
◇不正指摘し、いじめがエスカレート
 
実は、この黒崎真人さんは、「トヨタ系のファインシンター、最低賃金以下で障害者を違法雇用」(MyNewsJapan 2009年12月18日掲載)の記事に示したとおり、障害者の賃金が不当に削られていることを労基署に報告し、改善させた実績を持つ人物だ。
 
この事件は、障害を持つ山崎哲男さん(仮名・20歳)を採用するにあたって、最低賃金減額制度による正規の手続きを得ないで最低賃金以下で働かせたもの。
 
黒崎さんは、山崎さんの両親らと一緒に協力して改善させたものである。改善といっても、違法に賃金を削っていたものを、労基署に届けて合法的になったものであり、最低賃金以下で働かせていることには変わりない。
 
しかし、彼が気付かなければ、最低限の是正すら覚束なかっただろう。このような行動をとる社員だから、会社からの風当たりは強い。
 
また、障害者問題の発覚と前後して、黒崎さんは全トヨタ労働組合(ATU)のメンバーであることを社内で公言したことも、風当たりが強くなったことの背景にある。
 
トヨタ自動車本体をはじめグループ各社の労働組合は、労使協調型(はっきり言えば御用組合)だ。
 
このような組合と違い、ATU全トヨタ労働組合は、正社員・非正社員の区別なく、また元請け下請けや国籍の区別なく労働者の生活を守る活動をしている。そのため会社からはよく思われない。
 
だが、風当たりが強いというレベルではなく特定組合員に対する攻撃ではないかという疑問を持ったため、黒崎氏本人にこれまでの経緯を聞いてみることにした。
 
「学校卒業後、自営業の親戚のところで働いたり、住宅関連の企業で働いたこともあります。結婚して家を購入し住宅ローンもあり、2人の子供の将来の教育費などを考えて、大変でも3交替勤務で深夜勤務も自宅から通える給料の高い転職先を探していたのです。
 
2002年の11月中旬に、職安でいまの会社(ファインシンター)を見つけたのです。工業高校卒以上が条件だったので、応募条件に満たない部分があるが良いかとその場で職安の人に会社に電話してもらうと、『交替勤務でやってもらえるならいいですよ。3交替で勤務をお願いすることになるかもしれないですが、いいですか』ということだったので、面接をお願いしました」
 
さっそく面接となり、「3交代勤務でお願いしたいのですが、よろしいですね」と担当面接員に確認され、02年12月に採用された。
 
◇深夜の工場で2時間半の吊るし上げ
 
㈱ファインシンターは、資本金22億300万円、従業員1000人強で、主要株主はトヨタ自動車(20・8%)。主要製品の約86%が自動車用部品である。
 
ここでの黒崎さんの仕事はどのようなものだったのか。
 
「私の仕事は、粉末の金属粉を成型機で圧縮し、圧粉体といわれる素材をカーボントレーに乗せて、それをメッシュベルトに載せて高温の炉で焼く作業です。
 
トヨタ車のオートマチック(ミッション)クラッチ、サスペンションの部品です。
 
最初の試用期間のときから大変でした。私の配属された係では、ある古参社員の班長が係内では所属の係長より発言権がありました。
 
その班長は自分が『そうだろう?』と言って自分の意見や考えを周囲の者に同調させるようなところがある人です。
 
話を聞いている時『ハイ』と口に出して言わずに私はうなずいて聞いたりしていました。
 
すると一方的に『返事がない』『聞いてない』ということにされてしまい、ぎくしゃくし始めました」
 
黒崎さんは、自分の考えを述べてテキパキと仕事を進める感じ。直接会ってみると、元気のいい職人タイプだ。実際に職場や労働組合でも自分の考えを述べ、「こういうやり方がいいのでは」と提案することもしばしばだったという。
 
つまり、「もの言う社員」が社風に合わなかったということだろう。ただ、それならば、どの会社でも起きそうなことだ。ところが、黒崎さんが経験したことは、決して普通ではない。
 
「生意気だと思われた社員には徹底して嫌がらせするようなところがありました。中途採用で入ってきて嫌がらせを受けて辞めた人も多々います」 
----------------(転載ここまで)
 
で、このようなトヨタの社風は、今や日本のみに留まらず、全世界にまで拡大しています。
 
----------------(以下、こちらから転載)
 
■仏労働者 トヨタとたたかう。隔離部屋 組合差別 退職者増。“日本の仲間と励ましあいたい”
 
販売台数で世界第 2位になったトヨタが、欧州進出の拠点として北フランスのバランシエンヌ(リールの南東60キロ)に設立した工場の操業開始から3年。日本流の厳しい労務管理が持ち込まれ、労働者たちは組合差別ともたたかっています。(リールで浅田信幸 写真も)
 
■欧州拠点で事故多発
 
同工場に勤めるエリック・ピケール氏(38)とジェローム・イソン氏(33)は、平均年齢二十八歳という同工場ではベテラン労働者。ともに労働総同盟(CGT)に属し、従業員代表に選ばれています。
 
「労働条件はますます厳しくなっている」。こういってエリック氏は、持ってきたファイルから鎌田慧氏著『自動車絶望工場』の仏文訳を引っ張り出し、「トヨタの経営者が何を考え、何をやっているのか参考になるから」と語りました。
 
バランシエンヌ工場は二〇〇一年一月に操業を開始し、現在労働者は二千三百五十人。一労働者の年間生産台数は八十八台(ヤリス=日本名ヴィッツ)と欧州屈指の生産性(欧州第三位)を誇っています。
 
同工場の労働条件の厳しさを表す数字があります。三年間の退職者七百五十人。二〇〇二年において何らかの治療を要する大小の事故二千三百九十二件、うち労災認定二百件。
 
「退職者が異常に多い。同じ産業の同規模工場では、これだけの退職者が出るには十年ぐらいかかるだろう」とエリック氏。
 
労働時間も法定三十五時間にたいし、三十九時間十分。最近では着替えに要する時間も労働時間から除かれ、実労働時間が増加。体の不調を訴える労働者も少なくないといいます。
 
■活動家の自宅監視も
 
トヨタは工場立ち上げにあたって、協調主義的傾向の強い民主労働総同盟(CFDT)などの組合支部を発足させ、企業内協定を結びました。最初からCGTを排除する意図があったことは明白です。
 
「CGTの発足はまったく違っていた。私の後をついてまわり、あいさつを交わす労働者を特定し、活動家の自宅まで監視する。会話しているところが見つかると、相手が上司に呼ばれ警告を受けるため、従業員仲間とは工場の外で接触せざるを得ない」
 
最悪なのは、彼らが「檻(おり)」と呼ぶ隔離部屋への配転です。これまでに三人の労働者が檻に“収容”されました。
 
「無意味としかいえない仕事を二カ月から六カ月間もさせられる。それもCGTの組合員だからというだけで。労働者の誇りを傷つける“見せしめ”にほかならない」

 
しかし、CGTの活動家を見る目は、経営者と労働者では大きく違っていました。
 
労働条件が厳しくなるにしたがって、エリック氏やジェローム氏のもとには毎日のように相談が持ち込まれています。
 
■労働監督官から警告
 
最近の大きな成果としてエリック氏は、一枚のコピーを取り出して、見せてくれました。
 
社会労働連帯省の労働監督官がトヨタのバランシエンヌ工場の経営陣にあてたもので、日付は昨年の九月二十二日。工場から出勤を促す手紙を受け取った病欠労働者の訴えに応え、エリック氏が労働監督署の介入を求めたことに回答を寄せたものでした。
 
回答書は指摘します。「医師の診断にもかかわらず、労働者にその処方に従わず働くよう促すのは、労働者の健康と安全を危険にさらしうる」「病気にかんする法的規定を享受しないよう促し労働者に圧力をかけることは、モラル・ハラスメント(精神的いじめ)行為とみなしうる」
 
世界のトヨタの労働者いじめに対する厳しい警告でした。
 
逆にこの事実は、組合と労働者を分断しようとする策動にもかかわらず、CGTが労働者の信頼を得ていることを示しています。
 
二〇〇二年の秋に行われた従業員代表の選出でCGTは、企業委員会代表選挙で42・5%を得て、七人中三人の委員を獲得、組合代表選挙では49・5%で十一人中六人を選出させました。
 
エリック氏は「全国でも最高レベルの得票率だ。しかしこれでも職場は変わらない。本当に職場を変えるには60%は必要かもしれない」と指摘しました。
 
最後に記者(浅田)は、一つのメッセージを託されました。
 
「私たちは、イギリス、トルコのトヨタの労働者ともコンタクトをとっている。お互いの状況やたたかいの情報を交換し、励ましあっている。日本のトヨタの労働者ともコンタクトをとりたい。あなた方の新聞にぜひ、このことも書いてください」と。
 
企業委員会 経営当局と選挙で選ばれた従業員代表(民間企業では2年に1度の選挙)で構成される労使協議機関。特に雇用、福利厚生面で法的、協約的事項の完全実施を協議、実現する。
 
従業員代表委員会 労働条件の順守と労働者の要求を協議する労使協議機関。当該企業に組合があれば、組合員が従業員代表選挙に立候補し、選ばれると組合代表ともなる(民間企業で2年に1度の選挙)。
 
----------------(転載ここまで)
 
海外にまでトヨタの悪しき風習を持ち込むというのは、日本人として恥ずかしい限りの話です。
 
かつて日本人は働き過ぎと言われて問題となり、「週休二日制」が導入されることになりましたが、その後も、日本人は相変わらず働き過ぎるぐらい働いています。
 
しかし、日本人は別に自ら好きこのんで働き過ぎているわけではありません。
 
上から無理やり「働き過ぎ」を強要されている場合がほとんどです。
 
しかし、上の人たちに逆らえば、クビにされるかも知れないし、例えクビにされなくても、上記のような苛酷なイジメにあう恐れがある。
 
だから、誰も会社に対して何も文句が言えない。
 
これがこの世の現実です。なので、当然、社員たちはみんな会社の奴隷に成り下がるしかない。
 
しかも、自分が奴隷になっていると認めるのは、それはそれでとても惨めなものがある。なので、自らの誇りを保つために、自分のことを決して奴隷だとは認めようとしない。
 
自分は誇り高き「トヨタ社員」であると言って、何も問題はないと周囲にアピールする。
 
例え会社でイジメに遭っていたとしても、イジメに遭っているとは誰にも言わない。
 
イルミナティはそんな日本人の習性を知り尽くしているので、このような日本人の習性を自分たちにとって都合のいいように利用します。
 
我々日本人もそこのところをきちんと理解して、上記のフランス人のように、もう少し口うるさく会社に対して物申すべきかも知れません。
 
そうすることで、日本企業の悪しき習慣も少しずつ消えてなくなるかも知れません。
 
もっとも、その過程においてイジメに遭うことも覚悟しておかなければいけませんが……。
 
ちなみに、昨日、トヨタがまた新たに「第四世代」のプリウスを公式に発表したようです。(そのプリウスが最上の画像)
 
4代目「プリウス」はいったい何がスゴいのか ついにベールを脱いだ新型車を最速で解剖
 
デザインがさらに悪魔的になっていますね。ここまで来ると、何の格好良さもなく、ただただダサく見えるだけですが、そう思うのは私だけでしょうか。
 

9 Comments
  • 鈴木
    Posted at 22:05h, 10 9月

    私は、raptさんが今ブログで上げられている豊田の本社のある隣の市に住んでいます。地元の為、豊田で仕事をして見える方も沢山いる為か、今回raptさんが取り上げられているお話は、耳にしていたことがあります。あそこは、超学歴社会で学歴による出世派閥もすごいみたいです。で今回、私がraptさんに聞きたい事は、電磁波除去グッズの事です。
    東日出さんの紹介されていた、縄文なんとかとかいう会社のと、テスラとかいう人のテスラプレートというオーストラリアの会社のがあるみたいですがどちらの商品が効果的なのでしょうか?どちらもユダ金と絡んでないからか、広告が少なく素人の私には、イマイチ解りにくいです。とくに、東日出さんの紹介の縄文なんとかという会社のは、全く解りません。何を買えば私に良いのかさっぱり解りません。東日出さんにお願いして私の住んでいるあたりにもraptさんと同じ物を埋めて頂きたい位です。三菱の工場や、豊田の工場とかraptさんのブログで悪とたたかれている会社があり、心配です。テスラプレートは、信用して良い商品なのでしょうか?そんな事自分で考えろと怒られるかもですが知恵を貸して下さいませ。

  • rapt
    Posted at 22:33h, 10 9月

    >鈴木さん。
    東出さんの出している電磁波修正グッズは、東出さんご自身も対談の中で話しています通り、ヨーロッパなどでは普通に出回っている技術です。
    なので、東出さんだけが販売しているものではありません。
    ただ、日本国内では余り普及していないので、余り見かけないだけの話です。
    ヨーロッパでは電磁波が危険であると広く認知されていて、このようなグッズは広く普及しているようです。
    このグッズは、製作する会社によってその性能はまちまちだと思いますが、私が東出さんからいただいたものはかなり高性能なもので、半径50kmの電磁波の歪みを修正するものだそうです。
    効果は恐ろしいほど凄いものを感じます。
    しかし、これは市販品ではなく、東出さんが必要に応じて配っているものなので、東出さんが豊田市周辺に設置する必要があると思えば、設置していただけると思います。
    東出さんに直接、問い合わせてみてください。
     
    sonzaiallstar@docomo.ne.jp

  • メビウスの輪
    Posted at 22:53h, 10 9月

    …最上のプリウスの画像…ライトの目が…吊り目になってますね。σ(^_^;)

    ほんと悪魔的です。

    どうしても私には、ポケモンの強面キャラクターにしか見えません。

  • @joe
    Posted at 23:15h, 10 9月

    電磁波に関しましては、こちらのサイトが色々と勉強になります。
    「電磁波問題市民研究会」
    http://dennjiha.org/?page_id=133

    失礼致しました。

  • toko.
    Posted at 23:25h, 10 9月

    今日も更新、ありがとうございます!

    今回の記事で思い出したことがあり、コメント失礼します!

    私もトヨタ関連の知られている企業で、派遣ではありましたが、何年か働いていました。

    私がいた部署はエリートが何人かみえ、一時的にその部署にいるようで、その方の仕事もしていましたが、承認が必要な書類に目を通さず、話しかけても軽くあしらわれてました!

    会議やらCQだったかな?でいつも席におらず、席にいるとしたら朝!
    困って派遣元に相談し、朝一で処理をすると決まった後も変わることはありませんでした。
    私には、出世したいばかりに見えました。

    工場の班長との部品の在庫の有無のやりとりも、自分がやることでいっぱいなのか、私が言うことは怒り口調で内線を切る!
    派遣が何を言ってる?ということもあったと思いますが!

    でも一般社員の方が、理解してくれ動いてくれ、彼女がいなかったらどうもならなかったかな?と思います。

    今思えばイジメのようなことが普通にあり、これがトヨタとなると更に酷いのかな?と想像できます。

    やはり上に行く程何かあるのだと、RAPTさんの記事により確信しています。

    父もこの会社の社員で、朝早くから夜遅くまで家にはいなかったと、私が小さかった時の記憶があります。
    繊細だったのもありますが、働きすぎだったのでしょうか、病気になり亡くなっています。

    以前より読書さんのコメントも楽しみに読ませて頂き、よく気持ちをシェアさせて頂いてます。
    ありがとうございます。

    長文失礼しました!

  • TM
    Posted at 21:34h, 11 9月

    私はトヨタのハイブリッド車がそばに来ると、一発で分かります。独特の音がするんです。
    それにしても今度のプリウス、いい加減にしろ、というくらい嫌悪感を抱かせるデザインですね。
    さすがトヨタです。本当に日本人がデザインしているのかはなはだ疑問です。

    また、ボディーの底等チェックしてみます。サスペンションなど、また手抜きしている可能性があります。
    トヨタの車造りはは80点満点主義、見たくれ主義、素人相手主義だと思いますね。
    とても日本的な職人技を感じることはできません。
    S社、M社はトヨタと手を切って独自路線を歩んで欲しいと願っています。
    さもなくば、トヨタに破壊されます。

    トヨタのある部門に技術職で入ろうとしたことがありますが、何故かテストを受けることもなく落とされました。
    本当に良かったと思います。

    別な系列会社ではテストを受けて合格したのですが、およびがかかることなく結局今の会社に入り、
    環境関係の仕事をすることになりました。今となっては不思議なものを感じます。

  • kazuma
    Posted at 22:49h, 13 9月

    障がい者を低賃金以下で働かせる会社が日本テレビの24時間テレビの一大スポンサーなんですよ
    24時間テレビで障がい者を見せ者にして募金を集めて放送の途中でTOYOTAの車のCMを流す
    通りで24時間テレビは障がい者に酷い扱いしているはずだ
    今どきの障がい者は24時間テレビを見ないし、五体不満足の乙武洋匡は出演オファーを断ってます
    TOYOTAは障がい者を何だと思っているんですか?

  • ちょこ
    Posted at 20:37h, 09 5月

    24時間テレビは、小さい頃毎年見ていました。(見ていただけで募金は一度もしたこたがありません)が、あるタレントの方が〝みんなに募金お願いします。と言っておいて自分達(出演者)はギャラを貰っているじゃないか。〟と言うような事を言っていたのを聞いてハッ!と目が覚めました。そう言えばそうだな!あの無駄に長く延々と走っている(走らされている)芸能人の人も憶は貰っていると聞いたことがあります。今では全く見ていません。ピュアな目で見ていたとは思えない程の変わり様に自分が一番驚いています。
    やる事がエゲツないので、ある意味一大スポンサーなだけあますね。

  • ちょこ
    Posted at 22:19h, 09 5月

    先程のコメント(誤)憶→(正)億です。^^;
    上の画像のプリウスのタイヤの所が、星に見えます。白い所が三角に見えるのは私だけでしょうか?・・・

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