22 9月 TPP交渉は「知る権利侵害」有識者らが提訴へ。ついに世界が裏社会撲滅へ向けて動き出しました。
昨日、裏社会に逆風が吹きまくっているという記事を書いたばかりですが(その記事はこちら)、やはり実際にこの世の多くの人たちが裏社会撲滅に向けて大きく動き出しているようです。
日本の有志の弁護士たちが集まり、環太平洋連携協定(TPP)交渉は憲法違反だとして、交渉の差し止めと違憲確認を求める訴訟を起こす運びになったとのことです。この記事を見て、私は感動に胸を打たれました。
果たしてこの裁判の行方がどうなるかは分かりませんが、ようやく当たり前のことを当たり前のこととして正式に訴えてくださる方が現れたことに心からの感謝の意を表明いたします。
そして今後、公正な裁判が行われ(不正裁判が行われず)、裏社会の全貌が明るみに出ること、そして裏社会が裁かれることを心からお祈りいたします。
(以下、東京新聞より転載)
秘密交渉「知る権利侵害」 「TPP違憲」有識者ら提訴へ
環太平洋連携協定(TPP)交渉は憲法違反だとして、有志の弁護士らが交渉の差し止めと違憲確認を求める訴訟を起こすことになった。多くの経済交渉の中でも、TPPが国の主権を脅かす協定で、憲法に基づく数々の国民の権利が侵害されると指摘。「秘密主義」の交渉で政府が国民に情報を隠したまま、米国などと合意を積み重ねているとして、国民主権に反すると批判している。 (金杉貴雄)
TPPについて、自民党は二〇一二年の衆院選で「聖域なき関税撤廃を前提とする限り、交渉参加に反対」と公約。政権復帰後の一三年三月、安倍晋三首相は「聖域なき関税撤廃が前提ではない」と交渉参加を表明した。だが、交渉の内容は公式にはほとんど明らかにされない。公表されるのは協定妥結後の結果だけ。国民に意思表明する機会を与えないまま、交渉結果は既成事実化される。
有志の弁護士らは「WTO(世界貿易機関)の貿易交渉でもこれほどの秘密主義はない」とTPPの特異性を指摘。憲法二一条(表現の自由)に基づく国民の「知る権利」を侵害していると訴える。
さらに、国の主権が侵害される恐れの一つとして、投資家と国家の間の紛争を解決するための「ISDS条項」が議題となっていることを強く懸念している。
この条項は、企業や投資家が現地政府が協定に違反していると国際機関に提訴できる権利。有志らはこの条項により、日本独自の食や環境の安全基準などが国際的な水準に合わないとして訴えられ、法や基準、慣習の変更を迫られかねないと指摘する。
有志の一人の山田正彦元農相によると、呼び掛け人には、歌手の加藤登紀子さんや経済学者の宇沢弘文東大名誉教授らが名を連ねる。名称を「TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会」とし、日本医師会の原中勝征前会長が原告団代表となる見通しで、年内に提訴する方針。一人二千円ずつの支出で多くの国民に原告団への参加を募り、最終的には一万人規模を目指す。
有志の弁護士らは、TPP交渉で遺伝子組み換え食品の表示、残留農薬の基準緩和、安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)の販売規制などが話し合われていると強調。これらが適用されれば、健康で文化的な生活を営む権利(憲法二五条)、幸福追求の権利(一三条)を損ないかねないと指摘する。
<環太平洋連携協定(TPP)交渉> 日米両国やシンガポール、オーストラリアなど環太平洋地域の12カ国が貿易や投資の自由化を目的とした包括的協定の締結を目指している協議。農産物や鉱工業品にかかる関税撤廃や引き下げ、知的財産の扱いなどが懸案となっている。日米両政府は年内の大筋合意を目指している。
(転載ここまで)
私の予想ですが、一万人の原告団などすぐに集まるでしょう。下手すると、何十万という規模になるかも知れません。
とにかく全文を太字にしたいぐらいの素晴らしい記事です。私がいちいち注釈をつける必要もないでしょう。ほとんど全ての大手メディアが「TPP交渉が成立しないと、日本経済にとって大きな打撃になる」と報じる中、まさかこんな記事が大手メディアできちんと報道される日が来るとは思ってもいませんでした。東京新聞さん、ありがとうございました。
それにしても、政府公認の読売新聞はこのことをきちんと報じてくれるんでしょうかね……? もし報じなければ(あるいは、これを否定的に報じるならば)、今すぐ読売新聞は破って捨てるべきです。
pao
Posted at 15:52h, 22 9月私も感動しました(T_T)
久しぶりに、希望を感じる記事を読みました。東京新聞はエライです。
でも、勇気あるマトモな弁護士さん達が危険な目に合わないか、ちょっぴり心配です。