17 5月 小泉政権が行ったB層攻略マーケティング。その極秘資料を入手。
安倍首相が相変わらずテレビやネットを使ってB層を騙しつづけているのを見て、これはまさに小泉の郵政改革のときと同じだな、と思うのは私だけではないはずです。
そこで、私は原点に立ち戻って、郵政改革のときに小泉政権が行ったB層攻略マーケティングについて改めてネットで調べてみることにしました。その結果、郵政民営化のマーケティングに使われたとおぼしき当時の資料を発見いたしました。
皆さんにもその資料をご覧になっていただくべく、そのPDFデータをアップロードいたしました。以下のリンクからご覧になってください。
○〈資料〉郵政民営化に関する特別委員会質問資料
こちらの資料は、2005年6月21日に行われた郵政民営化に関する特別委員会において、民主党のネクスト総務大臣こと五十嵐文彦氏が、政府広報費として1億5000万円が支出されたことについて質疑を行った際、前もって集められたものだそうです。
この資料の中で、入札を行わないで竹中平蔵の秘書官が関係する業者と随意契約をするのはおかしいといったことが書かれています。もし、収賄事件などに発展すれば、竹中大臣の失脚もありえたので、報道でも大きく取り上げられました。
しかし、同じ年の8月8日、郵政民営化法案が参議院で否決されたことによって、小泉首相はすぐさま衆議院を解散しました。そして、例のいわゆる郵政総選挙が行われ、自民党の圧勝で終わりましたが、このとき五十嵐議員は落選してしまったため、その後、この件はうやむやにされてしまいました。
資料を見ておわかりになる通り、このB層マーケティングには有限会社スリードと株式会社オフィスサンサーラという会社が関与しています。この2つの会社は竹中平蔵と深いつながりがあります。
政府はこの2社の作成したマーケティングプランを採用して契約を結びましたが、これは明らかな随意契約です。この契約に基づいて政府広報は、竹中平蔵氏とテリー伊藤氏を起用してB4サイズ二つ折り4ページ、フルカラーの次の小冊子を作成し、全国の約1500万世帯に配布しました。
さらに五十嵐議員は、昨年の8月、公職選挙法違反で書類送検されました。彼がこのような極秘資料をネットで公表したことに対し、裏社会から報復を受けたのではないかと考えられます。あるいは、現在の安倍政権に関してまた別の極秘資料を入手し、公表しようとしていたのかも知れません。実際、小泉・竹中改革の際には、沢山の人たちが暗殺されたり冤罪事件に巻き込まれたりしています。
○小泉・竹中改革下で起きた幾つもの暗殺・冤罪事件。日本はもう法治国家ではない。
しかしながら、五十嵐議員が逮捕された当時は(現在でも)民主党に対する強い風が吹いていましたので、彼の逮捕について誰も疑問に思うことはありませんでした。
彼が逮捕された当時の記事が以下になります。こんなビラ配りなど、どの議員も当たり前のようにやっていることだと思うのですが、彼だけはなぜかしっかりと書類送検されてしまったようです。
彼の集めた極秘資料を回収するため、無理やり逮捕したのではないかと考えられなくもありません。
(以下、産経ニュースWESTより転載)
民主元財務副大臣を書類送検へ 滋賀県警、参院選で公選法違反容疑[参院選2013]
参院選公示前に投票を依頼する文書を有権者に送付したとして、滋賀県警が、公選法違反(事前運動、法定外文書頒布)の疑いで比例代表で立候補、落選した元財務副大臣の五十嵐文彦元民主党衆院議員(64)を近く書類送検する方針を固めたことが7日、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、五十嵐氏は参院選公示前の今年5月下旬から6月中旬にかけ、同県内などの有権者に投票を呼びかける法定外文書を郵送した疑いが持たれている。文書には「1人でも多くの親戚や友人をご紹介下さい」などと書いた上で比例代表の投票の仕方を紹介していたという。県警は7月下旬に埼玉県内の五十嵐氏の事務所を家宅捜索し、パソコンなどを押収していた。
五十嵐氏は平成5(1993)年の衆院選で日本新党から出馬し初当選。その後、民主党結成に参加した。民主党政権では22年9月から財務副大臣を務めたが、昨年12月の衆院選で落選。参院選には比例代表で出馬し、2万9077票を獲得したが落選した。
(転載ここまで)
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