19 4月 これからはブログを書くように音楽を製作、配信する時代がやって来るだろう。
現在は音楽のデジタル化が急速に進み、楽曲を作ることも販売することも全てがデジタルの世界で行われるようになりました。
音楽の世界が他の世界に比べてこれだけ早くデジタル化に移行することができたのは、それ以前にLPレコードからCDに移行するという大きなデジタル化の波を経験していたからでしょう。
いずれにしても、このデジタル化によって、楽曲を作ることも配信することも販売することも、全ての行程がかなり安価に気楽に行えるようになりました。というか、道具さえ揃っていたら、後は全てタダで楽々と行うことができます。
■ブロガーが毎日ブログを書くように、音楽家も毎日一曲作るぐらいの心づもりを。
私もパソコンが普及しはじめた1995年からずっとDTMをやってきたので、一つの楽曲をスラスラとブログを書くように作ることができます。パフュームの楽曲製作をされている中田ヤスタカさんも一日に何曲も作ると言っていますし、とにかくパソコンだけで楽曲を作れる人は、ブログを書くようにあっという間に一つの楽曲を作ることが可能です。
もっともブログは創造力がなくても、何か元ネタを探し出したり、何かを調べたり、あるいは普段から考えていることを書けばそれだけで一つの記事になるので、やはり作曲と比べることはできませんが、それでもやろうと思えば、一日一曲のペースで曲を作ることも可能かも知れません。もっとも、そんなことをしていたら一曲一曲のクオリティが低下してしまう恐れがあるので余りお奨めはしませんが……。
■楽曲のクオリティを上げる努力だけでなく、数をこなす努力も必要です。
それはともかくとして、このデジタル技術の進化によって、誰もが非常に簡単に楽曲を作れるようになった以上、当然ながら、この世から次から次へと新しい楽曲が誕生し、配信されているという現状があります。その中に埋もれることなく目立った活躍をするためには、当然、人よりも優れた楽曲を創らなければなりません。しかし、それと同時に、ある程度の楽曲の数が必要になってくるかと思います。
例えば、自分の作った曲をYouTubeにアップしたとしても、数曲しかアップしなければ、当然、誰かが目に触れるきっかけは少なく、逆に沢山の曲をアップしておけば、自然の成り行きとして多くの人の目に触れることになります。ならば、一つ一つの楽曲のクオリティを上げていく努力をしつつも、同時に数をこなす努力も必要になってくるかと思います。
既に知名度のあるミュージシャンはもちろんこの限りではありませんが、一から自分でレーベルを立ち上げ、自ら広告・宣伝しながら活躍していこうとするならば、やはりそのような努力は惜しむべきではないと思います。
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